会長ブログ

頭蓋リフレクソロジーとセルフケア

私の妹をみてもらえませんか?と紹介で、ある女性が来られました。この女性は数年前に脳出血を起こしてその後遺症のために手足に麻痺があり、思ったように身体が動かず大変な想いをしながら毎日を過ごされていました。
もともと看護師さんで医療現場に長くいた方ですから、頭蓋静圧療法に関心があったわけではありません。はじめはまったく乗り気ではない様子で、お姉さんの紹介で仕方なく、と言った様子でした。まずは6回継続して施術を行い、身体の変化を見ていただくことにしました。すると回数を重ねるごとに、動かなかった手足が思うように動かせるようになり「こんなことって、あるんですね。」と嬉しそうにされていました。そうして6回の施術が終了し、また半年後に、と約束を交わしました。

約束の時期が少し過ぎた頃、この女性を紹介された、お姉さんから連絡をもらいました。「じつは妹が階段から落ちて、足を骨折したんです。先生、またみていただけないでしょうか。」といわれます。そうしてふたたび女性にお会いすることになりました。
ご本人に話を聞いてみると、階段を降りる時に思ったように足が動かず踏み外して転び、骨折してしまったと言うのです。「半年前、施術をしていただいていたときは気付かなかったんですが、こうなってみてはじめて実感しました。続けてみていただいていた時は、今とは全然違って身体が軽かったですし、よく動いていたんだと分かりました。また続けてお願いできないでしょうか?」とご本人から依頼を受けることになりました。
このようなケースでは、できるだけ頻繁に施術することが望ましいのですが、私が毎日の様に施術するわけにはいきません。施術から時間が経つと徐々に身体の動きが悪くなり、ひと月ほどすると身体が重く動きにくくなってきます。できるだけいい状態を保つために次の施術までの間、ご自分で毎日、頭蓋リフレクソロジーをするようにすすめました。頭蓋リフレクソロジーは誰でも自分でできるセルフケアのためのメソッドです。スポンジで優しく頭の反射区を押さえていきます。
次の施術の日、お会いしてみると前回の施術からひと月ほど経って身体は動きにくくなっているけれど、頭蓋リフレクソロジーをしていなかった時より調子が良いと言います。「先生、私、スポンジが握りにくくて綿を丸めて作ったボールをで頭蓋リフレクソロジーをやっているんです。」と言われます。
さすがに長く看護師をされていただけに、上手く応用されるものだと感心していると「頭蓋リフレクソロジーを続けていると、からだの動きが良いんです。これは介護の現場でも良いんじゃないかと思うんです。私の様に身体が動かなくなっている方にはきっと、有益なんではないでしょうか。」と話され、体験から出た力強い言葉に、さらに多くの人に頭蓋リフレクソロジーを伝えたいと、気持ちを新たにしたのでした。

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